【魔法科高校の劣等生】西城レオンハルトの声優情報や魔法能力、千葉エリカとの関係まとめ

「魔法科高校の劣等生」で主人公の司波達也が男性キャラでいちばん最初に友人となったのが西城レオンハルト(さいじょう れおんはると:通称レオ)です。

入学しての2日目。朝の教室でした。達也の常人離れした圧倒的なキーボード入力速度が気になったことでレオが話しかけたからでした。

 達也にちょっとだけ好奇心が湧いたことで、ちょっとだけ話しかけたレオ。

世によくある入学早々のささいな出来事。

ですが、これがのちのレオの人生をガラリと変えてしまうきっかけだとは本人も予想だにしなかったと思います。

 そしてこのとき同時にこの後の人生における重要な人物とも会話をします。それが千葉エリカです。

無礼な物言いでエリカを怒らせてしまうレオ。そしてエリカも倍返しの過剰な言葉で罵りレオを怒らせてしまいます。

その後、互いに良き相棒として深く関わることになるレオとエリカですが、出会いは非常に険悪なものでした。

 この硬派でタフな男、レオの声を演じるのは声優の寺島拓篤(てらしま たくま)さんです。

寺島さんの情報、そしてレオが得意とする硬化魔法「パンツァー」、そして互いに切っても切れない縁の得がたい相棒である千葉エリカとの関係を掘り下げてみたいと思います。

西城レオンハルトの声優 寺島拓篤さんの魅力や出演作品は?結婚歴や子供がいるか調べてみた


 西城レオンハルトの声を演じるのが寺島 拓篤(てらしま たくま)さんです。

寺島さんのキャリアはすでに16年。そのためもちろん出演作品はすさまじい数になりますそのことからレオ役以外に主な出演作のうち3本をご案内いたします。

主な出演作
  • ログ・ホライズン:シロエ/主役。腹ぐろ眼鏡と呼ばれる頭脳派付与術士
  • うたの☆プリンスさまっ♪:一十木音也/スポーツが好きで歌が好きな少年
  • 転生したらスライムだった件:三上悟。リムルとして転生する前のサラリーマン

実力があり演技の幅も広い寺島さんですが、すでにご結婚されています。

2017年7月6日に声優の佐藤聡美さんとの婚姻が発表されています。

そして妊娠、引退の噂もあるようですが信憑性の高い情報がないことから、あくまで噂の範囲のようです。

 佐藤さんはこの「魔法科高校の劣等生」の柴田美月役を演じています。

劇中ではレオの相手はエリカ。美月の相手は幹比古なので、レオと美月のことを考えると不思議な巡り合わせですね。

西城レオンハルトの魔法「パンツァー」について解説


 この男、行動も魔法も粗暴で脳筋です。

 レオの代名詞とも言えるのが相手を殴打する硬化魔法「パンツァー」です。

「パンツァー」は左手の爪先から肘近くまで覆う長めの手袋のような形状の黒いプロテクター一体型のCADです。

 アニメで最初に登場したのは入学編(第6話)で、魔法科第一高校が反魔法国際政治団体ブランシュのテロ攻撃を受けたときです。

校内に潜入した武装テロリストたちを相手に「パンツァー」を使用しています。

 元々高い身体能力を持ち、格闘向きなレオの殴打は素手でさえ高い攻撃力があります。そこに硬化魔法である「パンツァー」が加味されることで、ワンパンで相手を完全に叩きのめす威力があります。

そのことから接近戦の間合いに入れば並の魔法師では相手になりません。

 それほどの威力にはしっかりとした理由があり、レオはドイツで研究された遺伝子調整体であった祖父の血を引いています。そのことからレオは硬化魔法に異常特化しているので打撃武器でもある「パンツァー」との相性は抜群です。

 「パンツァー」の意味はドイツ語で甲冑の意味のなことから全身に固い防御が施されるのは名前通りです。

そして魔法の起動式と魔法式の構築と発動を同時に行う逐次展開と呼ばれる技術を使用することで魔法を長時間継続して発動させることができます。

 そして「パンツァー」の効果範囲はCADのみならず、レオの衣服を含めた全身に作用します。そのためナイフや小口径の拳銃弾などでは衣服に穴を開けるのは不可能です。

 入学編(アニメ6話)のテロリストたちとの戦闘で敵が振り下ろす剣をCADで思いっきり受け止めるシーンがありますが、「パンツァー」すなわち硬化魔法がかかっていることから、まったく破損することがありません。

 それを見ていたエリカが「どれだけ乱暴に扱っても壊れないわけか……。ホントにお似合いの魔法……」と、なかばあきれた口調で言いますが、これは脳筋のレオを知るエリカが、「パンツァー」ほどレオに相応しい魔法はないと言って言葉とは裏腹に褒めているように思えます。さすがはツンのエリカです。

 そしてこの「パンツァー」と言う魔法の評価ですが、音声認識と10年前の技術である逐次展開という仕様からエリカからは「アイツって魔法までアナクロだったのね」との酷評されてしまいます。

ですがそれは自分の体力よりも最新式のCADの性能に頼る魔法師が多い中、己の肉体の鍛錬で身につけ極めたレオの戦い方を認めたと言う、ツンなエリカなりの評価であるのは違いありません。

西城レオンハルトと千葉エリカの関係は?ネタバレあり


脳筋とツンデレ(デレはなし?)と人は言う。

西城レオンハルトがその後の得がたい相棒になる千葉エリカと出会ったのは入学2日目の教室でした。

司波達也の常人離れした圧倒的なキーボード入力速度が気になったことでレオが達也に話しかけたからでした。

そしてこのとき同時にエリカとも出会いました。

すでに達也の友人となっていたエリカは同じく友人の柴田美月とともに達也のそばにいたのです。

「達也、こいつ誰?」とエリカに指をさしての言葉。これがエリカとのファーストエンカウントでした。

「うわっ、いきなりコイツ呼ばわり?」と負けん気が強いエリカはかなりお冠で険悪な雰囲気になりましたが予鈴のチャイムがなったことで休戦となりました。

このように最初の出会いが最悪だったのがレオとエリカです。

 ですが達也と友人であるレオ。そして達也、深雪、美月たちと友人であるエリカはけっきょく同じグループにいることになります。

 同じく入学2日目の放課後。この物語の進行方向が垣間見える出来事が起こります。

達也たち二科生たちといっしょに帰るつもりだった深雪と、一科生の深雪は自分たち一科生といっしょにいるべきだと強く主張する森崎駿(もりさき しゅん)たちがそれを阻止しようと言い争いになった事件です。

 売り言葉に買い言葉と険悪になったことで実力差を見せつけようと攻撃魔法を発動しようとした森崎に対して、素手のレオが掴みかかろうとした際に、一瞬の隙を突いて横からエリカが伸縮自在の仕込み杖のようなCADを使い、森崎の手を打ち拳銃型CADを弾き飛ばしてレオの危機を救いました(入学編アニメ1話)。

 「この間合いなら体動かした方が速いのよね」とエリカはかっこいいポーズと決め台詞を吐きます。

「それは同感だが、てめえ今、俺の手ごとぶっ叩くつもりだっただろ?」とレオがエリカに問いますが、エリカがわざとらしくとぼけるシーンです。

 この一連のシーンでぱっと見でわかるのはレオが高圧的な相手には一歩も引かぬ意地を持つ無鉄砲な男であること、そしてエリカが機を見るに敏で一瞬で移動し的確に仕込み杖型CADを森崎の右手を狙い打ち付けて、森崎の拳銃形態CADを弾き飛ばした凄腕だと言うことです。

 そのことでレオはまだ打ち解けていないエリカに対してですが、エリカが持つ速さ的確さと戦いにおけるセンスを瞬時に理解したのは当然のことでした。……コイツには勝てねえな、と。

 そしてエリカですが、森崎の右手を打ち拳銃形態CADを弾き飛ばした際にレオが言った通り森崎の魔法発動を防ぐことが第一で、レオへの被害はやむなしと判断したはずです。つまりレオの手をもいっしょにぶっ叩く、と、言うことです。

 ですが結局、森崎の右腕にだけヒットしたのはレオが突進中に視界の隅で高速接近するエリカを見て、刹那にエリカの意図を読み取ったことですばやく手を引っ込めたからだと思えます。

 つまりレオはエリカの高い戦闘力を知り、エリカは単なる脳筋の単純バカだと思っていたレオが想像以上の反射神経を持ち、身体能力が非常に高いと判断したのだと思います。

 このことがレオとエリカが互いの能力を評価し始めたきっかけと思われます。

しかし、互いに気になる要素は持っていても、意地もプライドもありますし素直じゃない部分はふたりとも同じなので、それ以上の接近はありません。

 その後、横浜騒乱編(アニメ21話)。レオをエリカの間で大きな通過点となった出来事があります。全国高校生魔法学論文コンペティション(論文コンペ)が迫る中、魔法科第一高校が正体不明のスパイ組織に狙われていることがわかりました。

 学校帰りに自称西側の工作員であるジロー・マーシャルに監視されていたことや、一年生の二科生である平河千秋がスパイ行為をしていたことから、相手の組織が強大であると認識したエリカは自分たちの戦力増強としてレオの戦闘力強化を考えました。

 そして「レオ、あんたの歩兵としての潜在能力は一級品よ。服部先輩や桐原先輩より素質は上だと思う」の言葉からもレオの近接戦闘用戦士としての能力を見抜いてのだと思われます。

 レオが千葉道場でエリカから伝授されたのは秘剣「薄羽蜻蛉(うすばかげろう)」で名前の通り極薄の刃で敵を切り裂く剣でした。

横浜騒乱編(アニメ25話)で大亜連合の直立戦車を一文字に切り裂いたことで「パンツァー」のような打撃系以外の魔法を見事に取得していたことを見ることが出来ます。

 おそらく千葉道場では正式な門下生でもない者に短期間とは言え剣術を教えることはないと思われます。

まして千葉道場の秘技を伝授するのは普通では考えられません。

もちろん道場の印可の位を持つエリカなのでレオを弟子することは可能ですが、それでも異例すぎることなので、エリカが個人的にレオを気に入っているのは間違いありません。

 来訪者編(来訪者編アニメ2話)で吸血鬼に襲われたレオが入院してしているシーンがあります。

 このとき達也や美雪たちは制服姿ですが、エリカだけ私服でした。

これはエリカが魔法科高校を休むなどして病室のレオにつきっきりだったことがわかります。

 エリカはレオが門下生だからと当然と口にしていますが、やはりレオがもはや他人ではない立ち位置にあるのだな、と、うかがえます。

 「魔法科高校の劣等生 単行本SS巻」にて、レオたちが二年生のときの九校戦を舞台とした短編「薔薇の誘惑」ではレオとエリカを主役とした外伝が掲載されています。

 この中でレオが魔法機器の巨大メーカーのひとつでドイツに本社を持つ「ローゼン・マグクラフト社」が過去に研究していた調整体魔法師「ブルク・フォルゲ」の唯一の生き残りの孫だと判明します。

また、エリカが「ローゼン・マグクラフト社」の創業家の一族であることも判明します。

 そのことでレオを拉致し連れ去ろうと考えたローゼン社が送り込んだ最新式の調整体魔法師二名を送り込みますが、苦戦し苦境に立たされたレオの助太刀で登場したのは、やはりエリカでした。

 この短編「薔薇の誘惑」にて、筆者の佐島勤さんが「彼(レオ)は男女の垣根を越えて、エリカのことを仲間だと考えている。男とか女とか関係無く、すごいやつだと敬意を懐いている」と描写されています。

 互いに良き戦友、良き相棒として気がつけばいつもいっしょにいる二人ですが、恋に発展してもなにも不思議ではない位置にいながら恋を意識していない鈍いレオとエリカです。

 やはり脳筋とツンデレ(デレはなし?)でしょうか……

まとめ

<レオ役の寺島拓篤さんはベテラン声優です>

「魔法科高校の劣等生」でレオこと西城レオンハルトの声を担当しているのが寺島拓篤さんです。

寺島さんが声優デビューしたのは2005年なので、キャリアはもう16年になります。

 この長い年月をずっと活躍されていた寺島さんは、ベテランの声優なので出演作は本当に多くすべてを紹介しきれません。

なのでレオ役以外の代表作品を三つだけご紹介します。

主な出演作
  • ログ・ホライズン:シロエ/主役。腹ぐろ眼鏡と呼ばれる頭脳派付与術士
  • うたの☆プリンスさまっ♪:一十木音也/スポーツが好きで歌が好きな少年
  • 転生したらスライムだった件:三上悟。リムルとして転生する前のサラリーマン

 寺島さんは声優の佐藤聡美さんとすでにご結婚されています。

お二人の間にお子さんがいるかどうかは公式発表されておりません。そのため佐藤さんが妊娠なさったとか、引退されるのかもすべて憶測となりますので、噂の範囲と考えられます。

 

<この男、行動も魔法も粗暴で脳筋です>

西城レオンハルトの戦いはひたすら相手を殴る蹴るの接近戦です。そしてその際に使用するのが硬化魔法である「パンツァー」です。

 レオはそれを左手に装着した長いグローブ型のCADで展開させます。

「パンツァー」は対象物であるレオの肉体全身に展開させるのでCADのみならず肉体、衣服なども対象となりナイフで刺されても衣服に穴は開きません。

 戦いは拳で方をつけるという熱血脳筋のレオらしい魔法です。

「パンツァー」を見たエリカが「どれだけ乱暴に扱っても(CADが)壊れないわけか……。ホントにお似合いの魔法……」と半ばあきれた口調でつぶやくのも仕方ありません。

 

<脳筋とツンデレ(デレはなし?)と人は言う>

互いに信頼しあう戦友であり相棒でもあるのが西城レオンハルトと千葉エリカです。

 レオがエリカと出会ったのは入学2日目の教室でした。

レオが無礼な言葉を口にしたことで、エリカが倍返しでやり返し、険悪な雰囲気となったところをチャイムに救われるという最悪の出会いでした。

 レオとエリカが互いの戦闘力を確認したのはその日の放課後で、達也といっしょに帰宅したい深雪と、一科生の自分たちといっしょに行動すべきだと強く主張する森崎駿との対立の場面でした。

 売り言葉に買い言葉で険悪となったとき森崎が攻撃魔法を放とうとし、それに対してレオは真っ正面から素手で掴みかかろうと走り出します。

タイミング的に森崎に軍配が上がりそうなとき、脇から仕込み杖式のCADで森崎を攻撃したのがエリカでした。

 レオはこのときエリカの素早さと剣、戦いのセンスを目の当たりにし、言葉にはしませんがエリカの実力を認めたと思われます。

また、エリカも森崎の手を叩く寸前に、自分の手を咄嗟に引っ込めたレオの反射神経と身体能力の優秀さを実感したはずです。

 このように「魔法科高校の劣等生」では、レオが戦うときはエリカもいると言う場面が数多く展開されます。

 レオとエリカはまるで二人で1セットのように常にいっしょにいるのですが、レオはエリカを女性として意識できず、エリカも二人で1セット呼ばわりは不本意のようです。

 「魔法科高校の劣等生 単行本SS巻 短編【薔薇の誘惑】」にて、筆者の佐島勤さんが「彼(レオ)は男女の垣根を越えて、エリカのことを仲間だと考えている。男とか女とか関係無く、すごいやつだと敬意を懐いている」と描写されています。

 この二人、恋に発展してもなにも不思議ではない位置にいつもいながら異性として意識できない鈍い二人ですね。

 拙文を最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。