夜のテーマパークには昼にはない静けさがある。
BGMは少し遠く、ライトは必要最低限。
アトラクションの影が、やけに濃く地面に落ちている。
その夜、僕はよみうりランドの奥でバンデットの列に並んでいた。
正直に言う。
僕は絶叫マシンが得意じゃない。
高さが怖いわけでも、スピードが嫌いなわけでもない。
ただ、「次に何が起きるか分からない状態」が苦手なのだ。
バンデットって、いったい「どんな怖さ」なんだろう。
ネットには「怖い」「やばい」「トラウマ」という言葉が並ぶ。
でも、それらはどれも輪郭がぼやけている。
だから自分で確かめることにした。
怖いかどうかじゃない。
どんな種類の怖さなのかを。
バンデットってどんなジェットコースター?
バンデットは、よみうりランドの顔とも言える屋外ジェットコースターだ。
最高速度は約110km/h。
高低差は約51m。
全長は1,500mを超える。
数字だけ見れば、確かにハードだ。
でも、バンデットの本質はスペックじゃない。
このアトラクションの正体は、「森の地形そのものを走らせる設計」にある。
人工的にそびえ立つ鉄骨ではなく、起伏のある自然の地形にレールが沿っている。
次の落下が見えない。
正直に言うと、バンデットは本当に怖い?
怖い。
ただしそれは、「悲鳴を上げ続けるタイプの怖さ」ではない。
怖さの正体①|浮遊感は確かにある
体がシートから一瞬だけ離れる。
胃が、ふわっと置いていかれる感覚。
バンデットの浮遊感は一回で終わらない。
怖さの正体②|速さよりも、風と音が怖い
夜のバンデットは風の音が恐怖を先導する。
視界は暗い。音だけが先に来る。
これは予告される怖さだ。
怖さの正体③|夜の森は想像力を裏切らない
見えないから、人は想像する。
そして想像は、たいてい少し過激だ。
夜のバンデットは物理的ではなく心理的に怖い。
絶叫が苦手な僕が「キツかった点」「耐えられた点」
正直キツかったところ
- 浮遊感が連続する
- 息を整える前に次が来る
- 心が追いつかない
それでも無理にならなかった理由
- ループがない
- 落下が真下ではない
- 怖さが痛くない
昼と夜でバンデットは別の乗り物になる
昼のバンデット
- 景色が見える
- 次が予測できる
- 物理的な怖さ
夜のバンデット
- 先が見えない
- 風と音だけが情報
- 心理的な怖さ
怖さを試したいなら夜。体験を楽しみたいなら昼。
絶叫が苦手な人へ|怖さを少し和らげる3つのコツ
① 前の席を選ぶ
前は落下が見える分、心の準備ができる。
② 目を閉じない
視界を遮ると、想像が暴走する。
③ 呼吸を意識する
叫ばなくていい。深く吸って、長く吐く。
結論|バンデットは「怖い」。でも、それだけじゃない
忘れたくない怖さが確かにそこにあった。
絶叫が苦手でも記憶に残る体験をしたいなら。
バンデットは一度だけ夜に乗る価値がある。
FAQ
Q. 絶叫が苦手でも乗れますか?
A. 浮遊感が極端に苦手でなければ可能です。初回は昼がおすすめです。
Q. 子どもでも怖くない?
A. 年齢より個人差です。
Q. 昼と夜どちらが怖い?
A. 心理的には夜です。

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