魔法科高校の優等生 第2話「ご一緒してもいいですか?」のネタバレ!あらすじ、感想や見どころについても徹底解説!

この記事では魔法科高校の優等生 第2話「ご一緒してもいいですか?」のネタバレ、あらすじや感想、見所を解説していきます。

「魔法科高校の優等生」は「魔法科高校の劣等生」のスピンオフ作品となります。本篇アニメと違い、主人公が司波深雪、光井ほのか、北山雫の3人となり、本篇とは視点を変えて展開される物語です。

本篇は謎の力と深い知識を持つ司波達也と言う規格外の恐ろしい少年が主人公です。

そして高校生の日常をはるか超えてしまったストーリーとして、外国の工作員が暗躍し、日本の魔法師を支配する十師族の動静や、核兵器を超える戦略級魔法を行使する軍隊の活動など、次々に起こるシリアスな展開が魅力です。

それに対して「魔法科高校の優等生」は本篇のストーリー、世界観をそのままに、あくまで高校生の枠に収まる(深雪を除く)であろう3人の美少女魔法師たちを中心にした物語となります。

そのため達也視点とは対極の、ややユルいほのぼの要素が盛り込まれたストーリーが楽しめるのです。

今回は魔法科高校の優等生 第2話「ご一緒してもいいですか?」のネタバレ!あらすじ、感想や見どころなどをご紹介致します。

魔法科高校の優等生第2話「ご一緒してもいいですか?」のあらすじ要約


「魔法科高校の優等生」の第2話「ご一緒してもいいですか?」

第2話は魔法大学付属第一高校の入学式の日が舞台となります。

本篇である「魔法科高校の劣等生」の第1話も同じく入学式の日からでしたので、その同じ日を別の主人公の別の視線から見た物語となっており、本篇アニメをご覧になった方々には、本篇とこのスピンオフ作品でその場の登場人物、台詞、舞台がどう異なるかを楽しめる放送内容にもなっています。

ただ細かく見ると第2話は本篇にはなかった魔法科高校入学試験のシーンが冒頭に入ります。

そこで登場するのが、今回第2話の主役である「光井ほのか(みつい ほのか)」でした。ほのかはあがり症で大舞台では本調子を出せない性格から、しきりに落ち着こうとして逆に焦っている状態を繰り返していました。

その場面に登場するのが司波深雪(しば みゆき)です。

深雪はその美貌と圧倒的な存在感(本人は無自覚ですが……)を振りまきながら、ほのかの目の前を通り過ぎて行きました。それがほのかが深雪と言う天才魔法美少女に出会った最初にシーンでした。

ほのかはそんな深雪を見たことで気圧されてしまい、頭の容量いっぱいまで占めていた過度な緊張が一気に吹き飛んでしまいました。ほのかにとって、それくらい深雪との遭遇の衝撃は大きいモノで、その美貌、身にまとうオーラ、桁違いと断言できるほどの魔法能力の差から、同学年同い年の同じ受験生とはとてもとても思えず、興味から一気に憧れの対象としての感情を持ってしまうのでした。

そして物語は入学式典に戻り、そこでは新一年生総代として壇上に立ち、澄んだ声で答辞を述べる司波深雪がいます。それを聞いている大勢の生徒たちの中にほのかとその隣に座る入学前からの大親友である北山雫がいました。

本篇の「魔法科高校の劣等生」ではこの同時刻に司波達也が柴田美月と千葉エリカと初めて出会い、3人並んで深雪の答辞を聞くシーンでした。

ですがこの「魔法科高校の優等生」はスピンオフ作品だけあって、もうここだけで本篇アニメとは異なる視点からの物語感が満ち満ちていて、本篇アニメのファンの方ならワクワク感を否が応でも感じてしまうシーンになるかと思います。

ほのかは雫に入学試験で見かけた「気になる人が2人いる」と伝えておりました。そのことがあり、雫はほのかにその1人が司波深雪なのかと確認します。

ほのかは興奮気味に肯定し深雪のすごさを見せたかったと雫に話しました。もう気分は憧れのプロスポーツ選手の話をするスポーツ少年の憧憬と変わりません。

そこまでほのかは深雪に、そして魔法科高校での新生活にワクワクした期待感が高まっているのがわかります。

「よし、決めた。私、絶対に司波さんとお友達になる!」と雫に決意表明を行うのでした。

その後、式典は終わり、1-Aの教室での場面になります。

同級生たちより後に教室に入ってきた深雪に、みんなの視線が集まり完全に注目の人となっており、男子生徒からは「天使」扱いのセリフまで出ていました。

そして雫の後ろの席が深雪の席だったことで、こちらに近づいてくる深雪にほのかは完全に舞い上がってしまい、話しかけようとしてけつまずき顔面着地と言う派手な転びをお披露目することになりました。

ただこんなことは、ほのかにはよくある展開らしいのは、黙ってこめかみを押さえてしまう雫の仕草でわかります。

本篇アニメでも少々ドジっ子気質がある感じでしたが、ここまでホントにホントのドジっ子であったことがわかるのは、これがスピンオフ作品ならではの魅力で、このシーンがあることでポンコツ美少女ほのかのファンだった方はますますファンになったと思われます。

その後、転んだほのかに深雪から手を差し出してくれたことで無事に自己紹介ができ、深雪とのお友達関係に前進することができました。

しかし雫から「……すみません、司波さん。この子、ちょっとおっちょこちょいなので」や「ほのかが司波さんのすごいファンで……」など、ほのかからすれば余計なひと言が入り、それにほのかが過剰に反応すると言う微笑ましいシーンが見られます。

そして時間は過ぎ、昼休み。

ほのかは深雪、雫と3人で学食へと向かいます。そして到着した学食は、当然大勢の生徒たちが食事をしていることで空いている席はほとんどありません。

そのことで3人は空席を探しますが、そのとき深雪が、こちらに手を振る達也に気づきます。そして本編同様に達也はレオたち4人とテーブル席で食事中でした。

達也を見つけ喜んだ深雪はそこへ向かおうとし、ほのかは達也を見て「あれ、あの人……」と気になる言葉を発します。

そしてここで本篇同様に森崎 駿(もりさき しゅん)とその取り巻きの一科生男子たちが登場します。そして森崎は達也たちに自分たち一科生に席を譲れと理不尽な要求をしてきたことで、面倒を避けた達也が席を立ち、そしてレオたちも去ります。

驚いたことに森崎はこの言動が深雪への点数稼ぎのつもりのようでしたが、当然のように深雪は無視し学食を去ります。そしてほのかと雫が慌てて追う展開となりました。

廊下の途中でほのかと雫は深雪に追いつきます。そしてここでほのかが話題を切り出して「気になる人が2人いる」の2人目が達也であることが告げられます。

「司波(深雪)さんが圧倒的な魔法力とするなら、あの人はあえて必要最小限の魔法力しか使っていない、って感じで、とにかくすごいキレイな魔法だったんだ」とほのかは説明し、光魔法が得意なほのかは、展開された魔法式のムダで発生するノイズに敏感なことから、ついつい他人の魔法を観察してしまう癖があるのですが、達也が展開した魔法式に一目惚れしてしまったのでした。

もちろん深雪はそれが達也のことだとすぐにわかり大歓喜でした。

そして「魔法科シリーズ」の入学編を語る上でも象徴的となる大事なシーンとなります。

司波兄妹を巡る一科生、二科生の校門付近で展開されたもめごとの下校シーンです。このシーンは本篇とは異なり、ほのかと雫が後から登場します。

ここでも二科生側は美月が中心となり、森崎たちの理不尽を責めますが、やはり売り言葉に買い言葉状態となり、魔法発動させようとする森崎と掴みかかろうとするレオの横からエリカが乱入し、森崎のCADをぶっ飛ばす展開となりました。

そして森崎たちの行動に憤りを覚え、我を忘れて発動させようとしたほのかの魔法に対して、何者かが割って入ります。それは生徒会長で十師族の七草真由美(さえぐさ まゆみ)と風紀委員長の渡辺摩利(わたなべ まり)の2人でした。

本篇ではこの場の全員に疑惑あり、と判断した摩利ですが、この”優等生”では顛末を知らない摩利はほのかだけを罰しようとしますが、そこで本篇同様に達也が仲裁に入り、ほのかが発動させようとしていた魔法が単なる「閃光魔法」であったと断言し、攻撃の意思はないと訴えました。

こうして達也の展開された起動式から魔法を読み取れる能力があることが明かされました。

ここでほのかは自分が達也に助けられたことを認識します。そしてほのかは達也と言う”もう1人の気になる人”が発動させる魔法がキレイなことだけでなく、展開した起動式から魔法を読み取るあり得ない能力を知り、そして憧れていた深雪の兄であることも踏まえ、司波兄妹に夢中になってしまってしまいます。

そして本篇ではこの後に達也、レオ、エリカ、美月の二科生4人と深雪、ほのか、雫の一科生3人と言う魔法科高校では珍しい組み合わせで下校中に(すでに誰もが知っている天才魔法師の)深雪のCADの調整はすべて達也がしていることで、達也が高校一年生になったばかりにも関わらず、CADのOSに精通していると言うモンスターぶりが紹介され、この優劣混在グループの仲間たちとの親しさが増すことがわかるのですが、”優等生”ではこの部分は割愛されています。

ですが、その夜に、ほのかは雫との電話で、あれだけのあり得ない魔法能力があるにも関わらず、達也が二科生であることが不思議に思い、「なんなんだろうね? 一科と二科の違いって……?」と、ほのかが学校と言う社会の縮図に対して初めての疑問を持つシーンが入っていますが。このシーンは本篇ではなかった場面です。

そして翌朝、登校中の校門付近でほのかと雫は司波兄妹と出会います。そこに生徒会長の真由美が来て昼休みに生徒会室に司波兄妹で来て欲しいとの話がありました。

その際に真由美から深雪へ「あなたも思うところがあるでしょ? この学園には……」と問いがあり、深雪は瞬時に一科生と二科生の問題のことだと真由美の真意を理解しますが、深雪ほど鋭くないほのかと雫はなんだかわかったようなわからなかったようななんとも言えない表情でした。

そして本篇アニメでは、この昼休みの生徒会室でのランチ会談で深雪の生徒会委員就任と二科生初の風紀委員に達也が推薦されるシーンがあり、放課後には達也が本篇で見せる初の戦闘シーン(対 生徒会副会長 服部 刑部少丞 範蔵(はっとり ぎょうぶしょうじょう はんぞう)との模擬戦)と言う見せ場のシーンがあるのですが、’優等生”では割愛されています。しかし物語の内容はまったく同様に進みます。

そして”優等生”の放課後、達也が風紀委員に就任したと言う話にほのかは驚きます。そしてその話はすぐに広まってしまい、二科生に対しての差別意識が強い森崎たちが陰口をたたきます。そしてそんな森崎たちの態度にほのかは堪忍袋が切れてしまい突っかかりそうになりますが、冷静な雫が止めました。

雫はほのかに言います。「言ってもムダだよ。あの人たちは知らないから。達也さんや二科の人たちの実力……」そしてほのかが応えます。

「……くやしいよ。ホントはみんな、あんなにスゴイのに……。どうして一科と二科を区別するんだろ……」と夕陽の中、ふたりだけで会話します。

「だって、私たちだってずっと信じてきたでしょう? 一科生は優等生、二科生は劣等生って」と雫が回答したこのセリフにほのかは反論できませんでした。

ですが、落ち込むのが早いほのかですが、立ち直るのも早いのがほのかでした。「私たちはもう知ってるよね? 達也さんたちのスゴイとこ。……今すぐみんなに認めてもらうのはムリかもしれない。……だったらまずは私たちから始めよう。みんなおなじ一高の生徒だもんね。私、この学校に入って良かった。達也さんも司波さんも、二科生の人たちも、みんなスゴイ人ばっかりなんだもん」と、この「魔法科高校の優等生」のテーマとも言える二科生を尊敬する一科生の誕生シーンでした。

この場面はこの物語の象徴的とも言えるシーンだと思われます。

時同じく。生徒会室では魔法大学付属第一高校が誇る三巨頭が集まっていました。三巨頭とは、生徒会長の真由美、風紀委員長の摩利、そして部活動を束ねる部活連会頭で十師族の十文字 克人(じゅうもんじ かつと)のことで、3つの組織の長と言うだけでなく魔法の実力もずば抜けた三人で、この第一高校生徒たちの中で最も権威と権力がある人物たちです。

そこで克人が今年の新入生たちに対しての感想を真由美に問います。

そして真由美が「おもしろい子がいるわ。二人も」と応え、手元のPCには深雪と達也が表示されています。そして摩利が補足情報として「あの兄妹以外にも、見どころがある生徒が何人か……」と告げます。そして手元のPCにはほのかと雫と明智 英美(あけち えいみ)の一科生たちだけでなく、レオや美月まで映っていました。

つまり、三巨頭たちは森崎たちのような一科生至上主義に染まった一科生ではなく、将来性がある者、一芸に秀でている者などであれば一科、二科の区別など、この第一高校のためならば、さらさらするつもりなどない柔軟な考えの持ち主たちであることがわかるのでした。

そして翌日の昼休み。ほのかと深雪、雫の美少女トリオが学食に行きます。そこでは昨日の達也たち二科生と森崎たち一科生のトラブルがあったことから、各テーブルともなんとも説明しにくいいやーな空気が学食全体に漂っていました。

一科生たちも二科生たちもそれぞれ同じ仲間たちだけでテーブルを囲み、互いに相手を警戒し合っていて、とてもではなく楽しい食事のシーンではありませんでした。

そこでほのかは、前日に雫と誓い合った「……だったらまずは私たちから始めよう」と言う二科生のみんなとの親交の決意を思い出したのか、ちょっとだけ決意の表情を見せたあと、達也たち二科生が4人がいるテーブルに向かい、目が合ったエリカに対して勇気を出して言った言葉が「ご一緒して、いいですか?」でした。

そしてほのかと雫は一科生の深雪だけでなく、達也たち二科生とも友人になれることができた名シーンとなりました。


魔法科高校の優等生第2話「ご一緒してもいいですか?」の見どころ


「魔法科高校の優等生」第2話の見どころは、本編である「魔法科高校の劣等生」では描かれていないエピソードや事件を見ることが出来ることです。

そのことで本編では触れられなかった事柄への補完がされていたり、説明されていなかったちょっとした豆知識を得ることが出来ます。

清楚なセーラー服姿です。

この「魔法科高校の優等生」の第2話の冒頭のシーンにまず見どころがあります。

それは魔法大学付属第一高校の入学試験での場面となります。第2話の主役は光井ほのかなのですが、そのほのかが体験した入学試験の回想シーンとして司波深雪が登場します。

このときはほのかも深雪も中学生なので、魔法大学付属第一高校の制服ではなく、中学校の制服姿での登場となります。

ほのかが着ている制服は淡い茶系のカーディガンで胸元にエンジ色のリボン、そして濃紺の膝上スカートでした。そして深雪の制服は白を基調としたセーラー服で、胸元に紺色のリボンがありました。

ほのかの制服もかわいいのですが、やはりここは清楚な深雪の清楚な白いセーラー服姿がおすすめです。

ふだん見慣れている第一高校の制服は今から70年以上後の時代設定なことで、未来的なデザインとなっていますが、中学時代は伝統あるセーラー服をチョイスした制作陣の方々のセンスの良さに脱帽です。

悪役指数が高めです。

本篇の「魔法科高校の劣等生」で最初の入学編に登場し、一科生が二科生を見下す一科生至上主義の代表選手のような存在が深雪と同じクラスの森崎駿ですが、もちろんこのスピンオフ作品である「魔法科高校の優等生」にも重要な役どころで登場します。この第2話で彼の思想と行動がすぐ理解することができるのです。

森崎は「クイック・ドロウ」と言う早撃ちを得意とし、ボディガード業を生業とする家系で、そこそこの名門の家で育った少年です。そして魔法科高校一年生の中で戦闘に対して高い実力を持っています。

そして第一高校に一科生で入学できた自分に誇りを持っているですが、そのプライドが非常に高すぎて二科生を常に見下す考えが強すぎるのが欠点です。

そんな性格から自分より上位の者に憧れるところがあり、一年生総代の実力を持ち、そして桁違いの美貌を持つ司波深雪に憧憬の念を抱いていました。

そのような森崎ですからなんとか深雪に取り入ろうと事を起こすのですが、それが毎回空回りの結果となってしまいます。その行動自体が一科、二科の差別に悩む深雪にいちばん嫌われる行動とも知らずに……。

この”優等生”でも森崎はもちろんトラブルを起こします。トラブルは本篇アニメでも同様に起きていましたが、”優等生”ではセリフも長く、本篇ではなかった行動も起こしていることで悪役度がかなり高まっています。

本篇での学食での森崎のセリフです。

「司波さん、もっと広いところに行こうよ」

「司波さん、ウィード(二科生)と相席なんてやめるべきだ」

そして”優等生”での学食での森崎のセリフです。

「おーい君たち。その席を譲ってくれないか?」

「君たち二科生は、僕ら一科のただの補欠だ。授業でも食堂でも一科生が使いたいと言えば席を譲るのが当然だろう?」

と、憎まれ口が増量しています。

 

本篇での下校時の校門での森崎のセリフです。

「僕たちは彼女に相談することがあるんだ」

「これは1-Aの問題だ。ウィードごときが僕たちブルーム(一科生)に口出しするな」

「……どれだけ優れているか知りたいか?」

「……いいだろう。だったら教えてやる。これが――才能の差だっ!」

”優等生”での下校時の校門での森崎のセリフです。

「一科生の仲間として話したいことがあるんだ。二科生は引っ込んでてもらおう」

「……失礼だが、司波さん。君は間違っている。兄妹とは言え、ウィードはしょせんスペア。一科生と二科生のけじめはつけないと」「この学校には優等生のブルームと劣等生のウィードと言う明確な区別が存在する。これは厳然たる事実だ。みんなもそう思うだろう?」

「この魔法科高校は実力主義なんだ。その実力で劣る君たちウィードは存在自体が劣っているのだよ。身の程をわきまえたらどうだ?」「ウィードとブルームを同列に語るな。力の差、――思い知らせてやろうかっ!」

と、このように悪役指数が大増量です。これだけ多いとそうとうに憎らしいです。本篇に比べてかなり高まってしまったその悪役っぷりをたっぷり堪能してみるのも乙だと思います。

ポンコツ系美少女

この「魔法科高校の優等生」の第2話は光井ほのかが主役となります。そのことでほのかから見た入学試験のときのシーンや、ほのかの素の性格が判る教室でのズッコケシーンなど登場回数が多くて、ほのかファンにはたまらないストーリーとなっています。

ほのかのルックスもスタイルもボイスも十分以上に美少女基準値を満たしているにも関わらず性格の気弱さからくる最悪展開へ到ってしまうポンコツっぷりは見応え十分です。

その中でも第2話でのほのかの最高傑作とも言えるのが、入学初日の放課後で起こった校門でのトラブルシーンです。

一方が達也たち二科生4人と達也といっしょに帰りたい深雪サイド、そして二科生を排除し、深雪を自分たち一科生グループに取り入れたい森崎たちサイドのトラブルです。

ここでも本篇と同じく最初は美月と森崎の言い争いでした。

そこを雫と通りかかったほのかでしたが、森崎の二科生に対するあんまりな暴言の数々に義憤し、仲裁に入ろうとするのです。

そしてほのかのモノローグが始まりました。

「……ひどいよ、みんな。こんなの……」

「兄妹で一科と二科に区別されて、いちばんツライのは司波さんだよ。こんなこともわからないで彼女の前で二科生を見下して、なんなのこの人たち。一科生になったことを誇らしく思っていた自分がバカみたい」

そしてセリフが進みにつれて怒りが濃くなってきます。

そして最後に爆発したセリフとなります。

「とくにアイツ。……なんだっけ? モリヤマ? 空気読めなさすぎっ!」

ほのか、興奮が高まりすぎて森崎の名前が間違っています。哀れなのが森崎で、ほのかに嫌なヤツと記憶されてはいるのですが名前をちゃんと憶えてもらえていません。

この段々と高まっていく、ほのかの心の怒りの声が秀逸なので、ほのかの性格、魅力がしっかり伝わってきます。

これはほのかの声を担当している声優の雨宮天さんの演技力がすばらしいからではの見どころだと思います。


魔法科高校の優等生第2話「ご一緒してもいいですか?」のネタバレ感想


そこにいたはずの人がいない、そこにいなかったはずの人がいる。

「魔法科高校の劣等生」のスピンオフ(外伝)作品である「魔法科高校の優等生」は物語の内容は基本的に同じです。そして世界観もストーリーも、そして登場人物もほぼ同様です。

ですが、主役が本篇の場合は司波達也、こちらの”優等生”では深雪、ほのか、雫の3人となり、彼女らの視線から見た場合の物語となっています。

そのことから主役と、主役といっしょにいることが多い脇役が、多く登場するのが自然です。本篇の場合では達也が1-Eの二科生であることから、やはり同じクラスのレオ、エリカ、幹比古、美月の登場が多くなっています。

ですが、”優等生”の場合は深雪、ほのか、雫の天才美少女魔法師トリオが主役となるので、必然的に達也たち二科生の登場は少なくなっています。簡潔な説明をするとすれば「本編と”優等生”ではキャラによって登場頻度が違う」と言うことになります。

ですが本編で発生している出来事、事件、エピソードなど重要なイベントは”優等生”でも引き継がれなくてはならないので、本編の時系列に合わせて同日同時刻で発生しているのは当然なことです。

ところが本編で発生したシーンと”優等生”で発生したシーンでは、同じシーン、同じ展開であるにも関わらず、そこにいなかった人物がいる、もしくは逆にそこにいるはずの人物がいない、と言う珍しい現象が起きています。

今回の「魔法科高校の優等生」の第2話では、それが主に2箇所で見られます。

①入学初日の昼休み。学食で達也たち二科生と森崎たち一科生たちがテーブルの席を巡ってのトラブルとなったシーン。

本篇:達也とレオ、エリカ、美月の二科生4人が座っているテーブル席に、深雪がひとりで現れる。そこへ森崎たち一科生が来てトラブルとなる。そして、ほのかと雫は森崎たちのグループの中にいる。

”優等生”:深雪、ほのか、雫の美少女トリオが学食に到着し、空いている席を探す。達也たちを発見すると森崎たちが現れる。当然、森崎たちのグループの中に、ほのかと雫はいない。

要約:深雪がひとりで学食に登場している場面が、美少女トリオで登場する内容に変更されている。

②入学初日の下校時。深雪が達也たち二科生といっしょに帰ろうとすると、それをさせまいとした森崎たち一科生が因縁をつけてトラブルになっているシーン。

本篇:達也と美雪、レオ、エリカ、美月の5人に対して森崎たちは7人いる。そして森崎たちのグループの中に、ほのかと雫がいる。

”優等生”:達也、深雪、レオ、エリカ、美月の5人に、森崎たち5人がいて、すでにトラブルになっている。そこへ事情を知らないほのかと雫が途中から現れる。

要約:本篇では一科生側7人の中に、ほのかと雫がいたのに、”優等生”では一科生側は5人となり、そこへ途中からほのかと雫が現れる。

「魔法科高校の優等生」は深雪、ほのか、雫の美少女トリオが主役ですが、第2話に関しては主役はほのか1人(いつもいっしょの雫も含む)で、そのほのか視点の物語になっています。

そのことから、起こるイベントは常に主役のほのかから見た流れにするために、敢えて本篇アニメと構成を変更したのだと思われます。

①の学食での場面で:優等生”では、学食到着前の廊下での会話シーンがあり、憧れの深雪ともっと親しくになりたいほのか(雫を含む)が積極的に深雪に話しかけています。

そして学食に到着し、空いた席を探していると達也が手を振っていて、そこへ美少女トリオが向かおうとすると森崎たちの乱入の流れとなっています。

これは同じ1-Aのクラスメートの中で、ほのかは深雪にしか興味がなく、森崎とその取り巻きたちと親しくなりたい気持ちがありません。

そのことを踏まえると、深雪と仲良くなりたくてアタックしているほのかが森崎たちといっしょに学食に行く理由がないのです。そのため本篇とはシナリオを変更し、美少女トリオたちで学食に向かう設定に変更されたと考えられます。

②の下校時、校門での場面では”優等生”では達也とレオ、エリカ、美月の二科生4人に深雪を加えた5人の二科生側に対して森崎たち一科生5人がまず言い争いをしています。そこへトラブルの事情を知らないほのかと雫が通りかかり、そこで森崎の二科生を見下し差別する発言に義憤し、騒ぎを静めるために閃光魔法を発動させようとする、と言う流れになっています。

これももともと森崎たちと親しくなるつもりはないほのかが、放課後に森崎たちと合流する理由がなく、別行動をとっているのは自然です。
まして学食の場面での森崎たちが取った態度に忌避感があることで、余計に合流する必然性がありません。

結論として、”優等生”第2話では、ほのかは最初から二科生を見下す連中とつるむ気持ちなどなく、憧れの深雪と親しくなりたい想いの方がずっと強いです。

そのことで本篇のように、森崎たちと行動していたが、途中から達也たちと友人になると言った流れ出なく、最初から深雪と親しくて森崎たちとはいっしょに行動しない設定に変更されたのだと思います。

この方が自然ですし、それにほのかと雫は最初は森崎が掲げる一科生至上主義グループの一員として行動をしていたが、学食トラブルや、校門前トラブルを経て、考えを改めて、達也、深雪たちと親しくなる「良い意味での寝返り」行為は、達也、深雪を中心とする「一科生、二科生の差を問わない主義」の賛同者として映り、そしてそういう理解者「仲間」がどんどん増えて行くのが本篇側の魅力でした。

ですが、この”優等生”は本篇とは違い、主役がほのかの”優等生”では深雪とも親しくするけど森崎たちといっしょに行動する、では魔法科シリーズのファンからのほのかに対する心証が良くはならないことも考慮してシナリオを変更したのではないかと推察しました。


まとめ

●第2話タイトル「ご一緒してもいいですか?」は、主役のほのかの勇気の言葉。

国立魔法大学付属第一高校に光井ほのかは親友の北山雫とともに優等生である一科生として入学できました。入学試験のときに見かけて魔法のすごさと飛び抜けた美貌を持つ司波深雪に出会い、ファンになっていたほのかは深雪と同じクラスとなりました。

勇気を出して深雪に声をかけ友人になれたほのかですが、深雪には劣等生とされる二科生として合格した司波達也と言う兄がいることを知りました。

二科生たちを見下す一科生たちを見かけるのを見て、ほのかはいちばんツライのは深雪だと察して、なんとか自分が身分差解消で、できることはないかと勇気を出して言った言葉が「ご一緒してもいいですか?」でした。

●第2話の【見どころ】は本篇アニメにはなかったシーンと本篇より強調されたシーンです。

1:魔法科高校の入学試験でほのかは深雪にあこがれた。中学生の深雪は清楚なデザインの定番制服だった。

2:悪役指数が高めです。本篇アニメと比べてスピンオフ作品の”優等生”では二科生を見下す森崎のセリフが大増量されて、より憎らしい存在となっています。

3:第2話の主役は光井ほのか。度重なる森崎たちの二科生に対する暴言に、とうとうほのかがキレました。でもやっぱりポンコツ系美少女です。

●第2話のネタバレ。そこにいたはずの人がいない、そこにいなかったはずの人がいる。

”優等生”は本篇アニメと同じ時系列で展開されていますが、”優等生”第2話は本篇の同じシーンと比較すると、「そこにいたはずの人がいない、そこにいなかったはずの人がいる」と言う奇妙な現象が存在します。それには主役がほのかの存在が関係していました。

拙文を最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。